「愛・地球博」EXPO2005記念館 <愛知万博のパビリオン展示内容やイベントなど各種記録を集大成>
万博終了とともに話題となたのが、各パビリオンの展示物の行方。友好の証として、自治体などに寄贈されたものも多数。主な展示物の行き先を一覧表にまとめてみました。
<主な展示物の行方>
エリア | パビリオン | 展示物 | その後の行き先、寄贈先 | |
企業 | Aゾーン | ワンダーサーカス電力館 | 電車型ライド | 名古屋市中区のでんきの科学館で2006年2月26日まで、メモリアル展示。 |
JR東海リニア館 | リニアモーターカー | 名古屋市港区のJR東海子会社敷地内で風雨などの侵食実験のため野ざらしに…(可愛そうだが大切な役目)。 | ||
三菱未来館 | ロボット「wakamaru」 | 三菱重工に返却。 | ||
IFXシアター | 長崎県佐世保市のハウステンボスに誘致(平成18年7月オープン予定)。 | |||
Bゾーン | トヨタグループ館 | i−unit、i−foot、楽器演奏ロボット | トヨタ自動車に返却。豊田市のトヨタ会館で公開。i−unitは2005年東京モーターショーで進化形が出展されました。トランペットロボットは蒲郡市のラグーナ蒲郡内のラグナシアで1日数回演奏ショーで活躍。 中部国際空港<セントレア>のセンターピアガーデン1階ギャラリーにトヨタパートナーロボットとi−unitが展示(2006年2月17日オープン)。 |
|
夢みる山 | テーマシアターの造形作品(「汎」と「六将」) | 東京都台東区の国立科学博物館に寄贈。当面は茨城県つくば市の資料庫に保存。 | ||
NGKウォーターラボのダイヤモンドダスト再現装置など | 名古屋市中区の名古屋市科学館(2006年春公開予定)。 | |||
ガスパビリオン | 「燃料電池エコミュージアム」「チャレンジ!コージェネ・ボールゲーム」 | 名古屋市中区の名古屋市科学館(2006年春公開予定)。 | ||
センターゾーン | グローバル・ハウス | 同左 | もともとの温水プールとアイススケート場に戻る。 | |
マンモス・ラボ | 冷凍マンモス | サバ共和国へ返却。その後、フジテレビの企画で2005年12月10日から2006年1月3日まで、再来日してお台場で展示。 | ||
迎賓館レセプションホール | 同左 | 万博記念館<仮称>と管理施設になる。 | ||
ロータリー館 | モリゾーキッコロからくり人形 | 2010年上海万博で展示。 | ||
愛・地球広場 | エキスポビジョン | 名古屋市に寄贈。瑞穂区の瑞穂公園競技場に移設。 | ||
日本ゾーン | 長久手日本館 | 地球の部屋 | 東京都台東区の国立科学博物館(2006年夏ごろ公開予定)。 | |
長久手愛知県館 | 建物そのもの | 一時は犬山市が譲渡を申し入れたが、移築費用が高いため断念。建材だけでも利用できないか引き続き検討。 | ||
大地の塔 | 万華鏡内部の映像 | 名古屋市が製作過程など記録した映像を保存し公開。 | ||
風で鳴る音具 | 名古屋市内の自然体験施設へ移設予定<詳細未定>。 | |||
切り絵灯篭 | 作者へ返却が基本方針。一部は名古屋市内で活用も<詳細未定>。 | |||
日本広場 | 日本の塔「月」 | そのまま残る。 | ||
グルーバル | コモン1 | イエメン館 | 半円形のステンドグラス | 万博会場跡地に整備する都市公園。 |
イラン館 | モリゾー&キッコロのじゅうたん | 万博の迎賓館(愛知県万博記念館<仮称>)。 | ||
韓国館 | 高麗人参の工芸品、陶磁器 | 万博の迎賓館(愛知県万博記念館<仮称>)。 | ||
中国館 | 寒山寺の鐘の複製品 | 万博協会。 | ||
パキスタン館 | 断食する仏陀像 | 神奈川県鎌倉市の延長寺。 | ||
母なる神の像 | 津島市役所(市長公室<観るには事前申し込みが必要>)。 | |||
ブータン館 | 片持ち梁橋 | 茨城県の国立科学博物館筑波実験植物園。 | ||
コモン2 | アメリカ館 | ライト兄弟のグライダー複製品 | 常滑市の中部国際空港に展示。 | |
火星探査車「マーズ・ローバー」の複製 | 岐阜県各務ヶ原市の「かかみがはら航空宇宙科学博物館」。 | |||
フランクリン像 | 万博の迎賓館(愛知県万博記念館<仮称>)。 | |||
カナダ館 | メープルリーフのオブジェ | 刈谷市のミササガパーク(公園)。 | ||
クマをかたどった大理石の置物 | 春日井市役所2階万博展示コーナー(2006年3月末まで)。 | |||
アルゼンチン館 | 写真パネルなど6点 | 岡崎市。 | ||
ドミニカ館 | サンタマリア号の模型 | 渥美町。 | ||
ピンタ号の模型 | 愛知県。 | |||
中米共同館 | 出展7カ国の海岸の砂 | 万博の迎賓館(愛知県万博記念館<仮称>)。 | ||
コモン3 | ギリシャ館 | デメテル女神の壁画の複製 | 稲沢市役所1階市民ホールで展示。 | |
イタリア館 | イタリア広場の盾 | 兵庫県神戸市。 | ||
チョコレート塗りの車 | 名古屋市名東区のauto galleria LUCEで(2006年1月15日まで)展示後、。南知多町のチンクエチェント博物館へ(その後も他施設へ貸し出す場合あり)。 | |||
オリーブの古木(友情の樹) | 一宮市の一宮駅西側コンコースで展示。 | |||
ドレス | 万博の迎賓館(愛知県万博記念館<仮称>)。 | |||
踊るサテュロス | イタリアに無事帰国。 | |||
クロアチア館 | 塩 | 碧南市の碧南海浜水族館と、万博の迎賓館。 | ||
スペイン館 | 外壁ブロックの予備分 | 寄贈先のNPO法人「国境なき医師団日本」が競売に出し、(株)クリエイト・レストランツが落札。 | ||
外壁ブロック(パビリオン使用の約1万個のうちの1200個) | 神奈川県横浜市へ寄贈。その他、万博協会にも1600個ほど寄贈。地方自治体にも配る。清洲市清洲庁舎やARCO清洲(運動施設)などで展示。津島市のヨシズヤ津島本店や清洲店にも。名東区のスペイン料理店Daliにも。 | |||
ドイツ館 | レストラン「ジャーマン」 | 名東区にあるステーキあさくま藤ヶ丘店。 | ||
フランス館 | キュービックシアター | フランスのテーマパーク(フチェロスコープ)。 | ||
チュニジア館 | モザイク画4点 | 万博の迎賓館(愛知県万博記念館<仮称>)。 | ||
ブルガリア館 | ハチミツ、ワイン | 豊明市、広島県福山市の福山ブルガリア協会。 | ||
モロッコ館 | 真ちゅうの皿 | 豊山町。 | ||
ヨルダン館 | 死海の水5トン | 岡崎市の私立岡崎城西高校文化祭で活用された後、愛知学泉大学を経て、世界子供岡崎技術博物館へ。他には長野県須坂市の「湯っ蔵んど」(2006年中に改装予定)へ。 | ||
コモン4 | オランダ館 | チューリップのオブジェ | 弥富町に贈る。町内の小中学校に配る予定。 | |
風車と帆船の絵の外壁シート | 弥富町の弥富中学校で保管。 | |||
イギリス館 | 森のガーデン(英国庭園) | 豊田市の鞍ヶ池公園(2006年3月中旬公開)。 | ||
スイス館 | バーミヤンの仏像模型 | アフガニスタン。 | ||
ポーランド館 | レストラン「ボロネーズ」 | 名古屋市中区に出店。 | ||
ポルトガル館 | ネオン管のオブジェ「大洋」 | 大治町。 | ||
スウェーデン (北欧共同館) |
木製の電車のおもちゃ アイスホッケーゲーム |
岡崎市の「おかざき世界子ども美術博物館」(2006年3月末まで)。 | ||
コモン5 | エジプト館 | 館全体 | 滋賀県高月町の北近江リゾートが買取(2006年夏にエジプト館を再現予定)。 | |
アンゴラ (アフリカ共同館) |
パオパブの木、少数民族の住居模型など | 春日町。 | ||
NEDO | 新エネルギー需給施設 | 常滑市の中部臨空都市(前島)へ。 | ||
コモン6 | インドネシア館 | 高床式倉庫、ガルーダ像など | 東郷町役場や同町のイーストプラザいこまい館へ。 | |
ジャングルの模型 | 名古屋市の東山動植物園。 | |||
凧 | 滋賀県東近江市の八日市大凧会館へ。 | |||
オーストラリア館 | カモノハシの巨大模型など | 三重県四日市市の日本万国博オーストラリア記念館へ(2006年4月から公開)。 | ||
シンガポール館 | マーライオン像 | 美浜町の文化施設「心育館」(図書館)で展示。 | ||
薬草約300種 | 名古屋市守山区の金城学院大学。 | |||
ベトナム館 | 陶器のつぼなど | 美和町。 | ||
ラオス館 | 民族衣装3点 | 田原町。 | ||
獅子舞「ブーニュ」「ニャーニュ」 | 万博の迎賓館(愛知県万博記念館<仮称>)。 | |||
キリバス パラオ (南太平洋共同館) |
マット、かごなどの展示品 | 一宮市。 | ||
シャコ貝5個 | 名古屋市港区の名古屋港水族館(赤道の海コーナー)。 | |||
外国館全般 | アジア・アフリカ・オセアニア計13カ国展示物 | アウストラロピテクス・アフリカヌスの頭骨の模型など | 犬山市の野外民族博物館リトルワールドにて2006年3月に万博記念展示で約200点を公開予定。 | |
グローバル・ループ | 同左 | コモン3〜4の一部分 | 一部として残る。 | |
グローバル・トラム | 同左 | 三重県桑名市の長島温泉で活躍中。 | ||
遊びと参加ゾーン | 大観覧車 | 同左 | 5年を限度に現地に残す方針。 | |
水の広場、風の広場、散策の森 | 同左 | そのまま残る。 | ||
わんパク宝島 | 同左 | 元の子どもの遊び施設に戻る。 | ||
モリゾー・キッコロメッセ | 同左 | そのまま残る。 | ||
森林体感ゾーン | サツキとメイの家 | 同左 | 3〜5年、現地で保存(2006年夏ごろに公開予定)。 | |
日本庭園、茶室 | 同左 | そのまま残る。 | ||
瀬戸会場 | 瀬戸愛知県館 | 同左 | 下山村に建築した小学校の校舎に建材が再利用された。建物の恒久部分は自然を学ぶ施設として瀬戸会場跡地に残る。 | |
その他 | バイオマス食器 | 同左 | 中央省庁に約1万点、愛知、岐阜、三重、大阪など25府県に2万4千点の計約3万4千点を無償譲渡。 | |
モリゾー・ゴンドラ | 同左 | 中国四川省の世界遺産の観光用に移設予定。 | ||
キッコロ・ゴンドラ | 同左 | 2006年にタイで開催される園芸博覧会場に移設予定。 |
☆============================☆
Copyright (C) 2005 Momotarou and his family. All rights reserved.